Firefox62のuserChrome.js対応

Firefox61で動作したuserChrome.jsが62で動作しなくなったため、対応した話です。

AutoConfigの警告

AutoConfigの警告
AutoConfigの警告
Netscape.cfg/AutoConfigに失敗しました。システム管理者に問い合わせてください。
エラー:ReferenceError: Components is not defined に失敗しました: undefined

病状

上記の警告ダイアログがFirefox起動時に毎回出現する。

原因・改善方法

過去のuserChrome.js用ファイルが存在することによる問題のようです。Firefoxインストールフォルダ内のdefaults\pref\autoconfig.jsを削除することでダイアログは出現しなくなりました。

例:C:\Program Files\Mozilla Firefox\defaults\pref\autoconfig.js

userChrome.js対応

userChrome.js導入over62.zip (userChrome.js導入over62.zip) ダウンロード | firefox用スクリプトアップローダー | uploader.jp

上記ファイルの導入方法に従うことで導入できました。

userChrome.cssからuserChrome.xmlを読み込んで、さらにuserChrome.jsを読み込んで動作しているみたいですね…。

導入

userChrome.js導入over62.zipが削除されたようです。userChrome.cssの部分に言及している貴重な資料だったので残念です。下記に筆者が理解している範囲での説明を記載します。

基本的には、alice0775さんの公開しているファイルが使用できるようです。ただし、userChrome.cssの部分がないため、記述の追加(もしくは作成)が必要なようです。

  1. userChrome.cssに以下の記述を追記する。もしくは、プロファイル内のchromeフォルダに下記内容のuserChrome.cssを作成する。
userChrome.csstoolbarbutton#alltabs-button {
    -moz-binding: url("userChrome.xml#js");
}
  1. プロファイル内のchromeフォルダにGitHub - alice0775/userChrome.jsからuserChrome.xmluserChrome.jsを保存する。
  2. 以上です。あとは、Firefoxを再起動する。