Firefox111 のネイティブ通知を無効化する

はじめに

通知機能は、 Firefox44 以降で実装された機能です。画面上に通知を配信できる機能です。 Push API を使用することで通知を表示できます。主にウェブページの通知(Web Push)と拡張機能の通知で利用されています。

これまでは、ブラウザの一部として通知を表示していました。ですが、 Firefox111 から OS 標準のネイティブ通知を利用するように標準設定が見直されました。(以前も about:config を変更することでネイティブ通知を利用できました)

ネイティブ通知の問題

端的に邪魔です。

ブラウザ通知であれば、数秒程度表示されて消えます。その後、何らかのアクションを必要としません。ですが、(Windows の)ネイティブ通知では異なります。通知は、保存され通知欄に表示されたままとなります。意図的に通知を削除するまで残り続けます。これは、良い点もありますが、邪魔でもあります。

通知をブロックする

ウェブページからの通知(Web Push)は、ブロックすることができます。 URL バーの設定ボタンから対象ページの通知をブロックできます。

[設定] > [セキュリティとプライバシー] > [許可設定] > [通知] から許可・ブロックの一覧を確認できます。

ただし、拡張機能からの通知をブロックすることはできません。(拡張機能にオプションがある場合を除く)

ネイティブ通知を無効化する

user.js// ネイティブ通知を使用する (default:true)
user_pref('alerts.useSystemBackend', false);

上記の記述を user.js に追加する。
又は、 about:configalerts.useSystemBackendfalse を設定する。